【韓国のオルタナティブ教育のはじまり】
韓国で代替学校(オルタナティブスクール)がはじまったのは、1990年代だそうです。
1980年代、受験競争が激化し、高校は大学に行くためのものとなっていく中で、若者たちの自殺が社会問題となりました。幸せでバランスのとれた人を育てたい。自分の人生を生きる人を育てたい。現状を批判するだけでなく、実践することで示していきたい・・・そう考える人たちの中で、公教育に替わる新しい高校を作ることから、韓国のオルタナティブスクールの歴史がスタートしたそうです。
【ガンジースクール~韓国で最初のオルタナティブスクール】
「ガンジースクール」は、1997年に1校目を開校し、今では7つの学校(そのうち1つはフィリピン)を運営する、韓国におけるオルタナティブスクールの先駆け的な存在だそうです。
・韓国のガンジースクール http://gandhischool.net/
・フィリピンのガンジースクール http://gandhischool.wordpress.com/
ガンジースクールがスタートして以来、各地で、オルタナティブな高校が、次々と開かれるようになりました。
IDECの分科会の1つに、「ガンジースクール」の卒業生・保護者・先生が
一堂に集まって話をする会がありました。

【ガンジースクールは、どんな学校?】
このテーマについて、スタッフや卒業生、保護者から、こんな話がありました。印象に残ったものをメモします↓
「どうしたら自分の人生を変えることができるかを悩む学校」
「いろいろな体験を通じて、自分のことがわかるようになった」
「なんでもやってみる学校」
「人生の中のたったの3年間だけど、大きかった。何かを選択するとき、方向を決めるときの、ベースになっている」
「学校は、自分がどう生きたらいいのかを探す期間。その後の人生を、自信をもってすすめるようになった」
「自分が自由になりたかったから、子どもを行かせた」(保護者)
「自分が学びたいことを学ぶときに、幸せになる学校。卒業生が、自分が選択した人生を生きていく学校。」
「卒業してからもずっと、心の中の田舎の家みたいな学校」
「自分だけの幸せでなく、他の人の幸せのために何かができる人を育てる学校」
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