前のブログを、「新しいマナビのカタチをつくろう」というタイトルで、アメブロで書き始めたのが、2010年10月。ゆるやかなペースですが、思い立ったときに更新を続けてきました。
2017年にこちらのブログに移行してからも、前のブログはしばらく残しています。そのときに書いた思いは、今につながっています。もちろん、自分の中で変化したり新しくなったものもありますが、前に書いたものから少し加筆修正して、こちらに再投稿しているものもあります。なので、前のブログから今につながる思いを、ふりかえってみたいと思います。
最初にブログを書きはじめたきっかけが、「デモクラティックスクール」という新しい形の学校のことを知ったことでした。
2010年の春に、たまたま手に入れた、作家の本田健さんの講演会のCDで「デモクラティックスクール」のことが語られていたのがきっかけです。そういえば、それより6年ほど前、2004年頃に、知り合いがアメリカのデモクラティックスクールを訪ねた話をしていたことを、思い出しました。当時は何なのか、ピンと来ていませんでしたが、ここで、「そっか!これだったんだ!」とつながりました。
決められたカリキュラムもない、学年もクラスもない、大人も子どもも対等に話し合って運営していく学校。これからは、そういうデモクラティックスクールのような新しい形の学びの場が増えていくといいな!そして、そんなところに関わりたい!・・・そう思った私は、本田健さんのCDの中で語られていた、日本のデモクラティックスクールがどこにあるのか、調べ始めました。
そんな中で見つけたのが、兵庫のグローバルビジョンの児島一裕さんのHPでした。読んでいくうちに、定期的にデモクラティックスクールのスタッフ研修をしているという記事を見つけました。これだ!と思った私は、すぐに児島さんにメールを送ります。そしたら、ちょうどこれからその研修の募集があると返信があったので、すぐに参加することを決めました。兵庫にある「デモクラティックスクールまっくろくろすけ」で、4泊5日の研修。2010年5月のことです。それから5ヶ月後の2010年10月に、2回目の研修を受けました。
2回の研修で、児島さんと対話をしながら、自分の答えを見つけていく、それが自分自身の言葉になっていく、必要なものはすでに持っていてそれにどうやって気付くかだけなんだ・・・という体験をします。
そのときは、「デモクラティックスクールを開こう」という思いでした。でも、まず何からはじめるの?誰に、どうやって伝えたらいいの?そのそも、一緒にできる人は、どこにいるの?
そのときに、児島さんから「私はここにいる!と発信すること」「それは、ここに花が咲いているよ、というのと同じ」という言葉を聞きました。
それで、ブログを書き始めることにしました。まずは、自分の思いを、ことばにしていこう。書きながら、自分のことばを見つけていこう。
そのおかげで、出逢うこと・つながることができた方々がいます。そして、最初の頃の思いは、今につながっています。
最初は、自分がデモクラティックスクールを開こうと考えていました。それが、自分の中の思いを外に出していくにつれて、「新しいマナビのカタチは、すでにある」ことに気付いてきました。時代は変わっています。ただ、変わっていることに気付いていなかったり、仕組みが追い付いていかないので変わっていないように見えたり・・・。
そう思い始めると、「自分が学校を作る」ではなく、すでにある新しいマナビのカタチを開いている人、開こうとしている人と、つながっていきたい、そして、それを伝えたい・必要な人につなげていきたい・・・という思いに変化してきました。
日本のどこに住んでいても、すでに、学校は多様に選べる時代になっています。実は多様な選択肢をする方法があります。そこに気付けば、選ぶことができる時代に・・・。
そもそも、私たちは1人1人は、自由に選択できる存在であり、どこにいても、誰といても、何をやっていてもOKな存在。何を選択するかは、今いるところで、今この瞬間にできること・・・この一瞬一瞬の連続だと気付きました。
この思いを、どう目の前のことへつなげていくか、どう形にしていくかを、ここからどんなカタチが生まれるかは・・・まだまだ未知ですが、動きながら考えようと思って、発信・発振をこれからも続けていきます。
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