「やりたい」ではなく「やる」と決めること~デモクラティックスクール研修①

デモクラティックスクールを知りたい、体験したい〜偶然の出会いから

2010年5月、兵庫県にある000グローバルビジョン が主催する、デモクラティックスクールのインターンプログラムに参加しました。

この研修に参加することを決めたのは、偶然の出来事でした。

それは、ある講演会の録音をCDを聞いているときに、「デモクラティックスクール」という学校の存在を知ったことがきっかけでした。

すごく気になる。どんな学校なんだろう?日本にもあるんだろうか?

・・・と、たまたまインターネットで検索しているうちに見つけたのが、000グローバルビジョン のHPでした。
そこに、研修のことが書いてありました。

さっそくメールで問い合わせたら、ちょうど今から募集するタイミングだというお返事が返ってきました。
そこで、募集が始まったと同時に、すぐに申し込みました。

そのときは、デモクラティックスクールを自分がやりたい、という気持ちも、少しありました。
なぜそう思うのか、はっきりとはわからないけれど、自分の思いが本物かどうか確かめてみたい、という気持ちもありました
それより何よりも、まずは、デモクラティックスクールってどんなところなのか、体験してみたい、という思いが一番だったかもしれません。

対話を通して、自分の中にあるものを見つける

研修の会場は、デモクラティックスクール「まっくろくろすけ」 

研修と並行して、子どもはデモクラティックスクールの体験入学もできるということだったので、6歳の娘も一緒に4日間の研修に参加しました。

日中は「まっくろくろすけ」で子どもたちやスタッフの皆さんと一緒に過ごし、そして、朝と夜は、ナビゲーターの児島さんとの対話の時間です。

「今、何を感じていますか?」

対話は、いつもここからはじまります。ことばが出てくるときもあれば、出てこないときもある。けれど、答えは自分の中にあって、それを引き出してもらっているような、答えを教えてもらうのではなく、答えを自分で見つけていく過程を支えてもらっているような、そんな体験でした。

「やりたい」ではなく、「やる」と決めること

この研修の中で、一番に受け取ったことがあります。

それは、デモクラティックスクールを「やりたい」では、何も始まらない。「やります」、つまり、「やると決める」こと。そうすることで、ようやくスタートラインに立てるということ。

「私は、デモクラティックスクールをつくります」そう言ってみた。なんだか、不思議な感覚。大丈夫かなあ、私にできるのかなあ・・・という不安な気持ち・・・。

「不安は、ギフトと言い換えることができますよ」という児島さんのことばに、勇気をいただきました。

何にしても、心に浮かんだことは、これからは、「やりたい」でなく「やります」と言ってみよう。
まだ何も決まっていないときであっても。

私にとって、大きな転機でした。

※2010~2017年に書いたブログから抜粋して、加筆修正したものを、投稿しています。

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