韓国オルタナティブ教育の旅③~プルンクム高校~

茂朱(ムジュ)のジャンさんファミリーのお宅を出たあと、すぐ近くにあるオルタナティブスクール「プルンクム高校」を訪問しました。

韓国では、1998年頃、全国的に、オルタナティブスクールを開くのがブームになったそうです。受験競争の激化で、高校は大学へ行くためのものとなっていく中で、その代替案として、高校を中心に、オルタナティブスクールが登場してきたということです。

プルンクム高校は、1999年に開校して、今年で14年目。廃校になった小学校を利用しています。1学年40人・全校で120人の、全寮制の高校です。

★こちらが、メインの校舎。

新しい教育・子育ちの場を創ろう♪

★校内のあちこちに、先生と生徒が一緒に建てたという建物が点在していました。

新しい教育・子育ちの場を創ろう♪

最初は、手作りの小さな学校からスタートしたそうですが、地域から歓迎され、市からもサポートがあって、国に認可された学校となり、補助金も出ているそうです。

韓国には、オルタナティブスクールをサポートする法律があり、認可されると、補助金も出るとのこと。そして、認可された学校は、4割は国が決めたカリキュラム、6割は学校独自のカリキュラムを実施することができるそうです。

プルンクム高校は、環境と生態系をテーマとしているので、例えば、自然にやさしい農業や建築、料理といった科目もあるそうです。

新しい教育・子育ちの場を創ろう♪

校内で出会う生徒さんたちが、みんな、親しそうに挨拶してくるのが、印象的でした。

テラスで甘酒をいただきながら、学校の先生方と、こんな話をしました。

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・韓国におけるオルタナティブスクールは、全体から見ると1%の存在だけど、オルタナティブスクールがやっていることを見て、既存の学校が影響を受けている。

・ここの学校は、卒業生の約9割が大学へ。オルタナティブスクールの生徒は集中力があるので、大学に行きたいと思ったら、集中して勉強している。

・大切なのは、対話。子どもが解決できない問題があるときには、大人はちょっとしたアドバイスをするだけ。

・学生から提案があったときには、学校はほとんど受け入れている。大人が気をつけることは、主に安全面のこと。

・ホームスクーリング、オルタナティブスクール、普通の学校・・・ どんな場がいいのかは、子どもによってそれぞれ違うので、選んでいくしかない。それを一番わかっているのは、家族。完璧な場はないので、足りない部分を保護者が補っていくしかない。いろんな選択ができるようになったらいいと思う。

・ホームスクーリングの場合は、一般的に、本人の集中力や満足度は高いけれど、多様な人との交流をしていないことが多く、社会へ出て行くときの課題だと思う。弱い部分を補う必要があると思う。

・学校が大きくなって、安定してきたけれど、規模が小さい方ときの方が面白かった。

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いろんな場、いろんな選択肢があるけれど、それぞれに違いがあり、役割があるということ。ここでの話の中で、そんなことが少し見えてきたように思いました。

また、プルンクム高校に限らず、オルタナティブな高校は、入学希望者が増えているのに対して、学校の数・先生の数は足りていないそうです。

「教育学部を卒業しても、教員になれずに待機している人が多いので、卒業後に、起業するような学生が増えたらいいと思う。新しい学校は、もっと必要とされているのだから」

最後に先生が言われたこのことばが、心に残りました。

さて、日本では、どうでしょう?教員志望の学生で、「仕事を創る」ことを考え出す人が増えたら、もっともっと面白くなりそうですが・・・。

ちょっと寄り道?のつもりが、いろいろ話してたら、2時間ほど長居してしまいました。

さて、次の目的地の霊安(ヨンアン)へ・・・約4時間のドライブです。

★次の目的地へ向かう途中で、お昼ごはん。食堂で、メインを1品頼むと、これだけおかず(キムチなど)がついてきます!しかも、おかずとごはんは、おかわり自由♪

新しい教育・子育ちの場を創ろう♪

※2010~2017年に書いた前のブログから抜粋して、加筆修正したものを、投稿しています。

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