QDEC釜山フリースクール交流の旅2019③~2つのオルタナティブスクール

海外交流

【2日目(2019.3.28)】

この日は、釜山市内の2つのオルタナティブスクールへ。

釜山には、5つのオルタナティブスクールがあり、各スクールのスタッフが、毎月1回集まってミーティングをしているそうです。そのうちの2つの学校「オンセミ学校」と「ウダダ学校」に行ってきました。

どちらの学校でも、子どもやティーンエイジャーが、学生さんたちの活動に混ぜていただいている間、大人は、スタッフの皆さんとお話することができました。

ウダダ学校は釜山で最初のオルタナティブスクールで、20年目。オンセミ学校の方が新しくて、10年目。どちらの学校も、小さな人数・小さな場所から始まって、10年20年で60人規模の学校に、という点で、共通しています。

2つの学校の様子を紹介します。

<オンセミ学校>

小中高校が併設のオルタナティブスクール。設立10年。地下鉄の駅から歩いてすぐの、都市の中にあります。

今日は、いつもやっているという体操や、日韓2人ずつでペアになってのスイングダンスを、学生さんが一緒にやってくれました。このダンスは、コミュニケーションを目的にやっているものだそう。そのおかげか、いつの間にか打ち解けていて、言葉はわからなくても、早いなあ~と思いました。この日の先生役は、この学校の卒業生だそうです。

その授業をやっている間に、大人は、スタッフの皆さんに学校のことを教えていただきました。

この学校のユニークなところは、世界を旅するというプログラム。
例えば、中1で10日間ラオスに、中3で50日間インドとネパールに・・・など。
そして、もっとすごいと思ったのが、高2でヨーロッパに3ヶ月、これがなんと無銭旅行!韓国の伝統芸能でパフォーマンスをしながら、ドネーションをいただいて旅行をしているそうです。

その他、毎年、国内を徒歩旅行するプロジェクトも。
自炊、キャンプをしながらの1週間の旅。その準備のためのプロジェクト(授業)があるそうです。

<ウダダ学校>

こちらは、中高校のオルタナティブスクール。釜山では最初に出来たオルタナティブスクールで、設立19年だそうです。

昨年9月にも訪問したときに、ものすごく楽しかった!ウダダの学生が最高だった!!と、みんなから大評判で、今回もお願いして訪問させていただきました。

今回、日本のティーンエイジャーは、学生さんたちの料理のプロジェクトの仲間に入れていただいて、グループに分かれて、韓国の伝統料理「トッポギ」を作りました。

その間に、大人はスタッフの皆さんとお話。

この学校のスタートは、貧困家庭の子どもを支援するための団体だったそうです。最初はグループホームを始めようと思ったけれど、子どもたちから何か学びたいということで、学校を始めることに。

ところが、スタートした当時、釜山にはモデルになる学校が全くなかった。いろいろ探している中で、ソウルに見学に行ったある学校にピンと来て、ノウハウを教えてもらえることになった。そこは「町の中の小さな学校」。

韓国のオルタナティブスクールといえば、それまでは田舎で全寮制の学校がほとんどだったけれど、都市に拠点を持つ学校が、2000年頃から出来始めた。都市型のいいところは、子どもたちが公共交通機関で自分で通ってくることができるということ。

最初は、駅近くの事務所の1室から始まって、今は、少し郊外の元食堂だった建物を借りてリノベーションした。

ウダダ学校は、何かの哲学や理念に沿ってという学校ではなく、親やスタッフが作ってきた学校でもなく、まずは子どもがいたからできた学校。だから、子どもたちに何をやりたいか・何を学びたいかを聞いて、子どもたちとつくってきた学校。

時間割はない。1人1人が自分の計画を持つ。1人で決めるのが難しいときは一緒に計画をする。1日の過ごし方はそれぞれ。1日遊んでいる子もいる。スタッフの仕事は、子どもを観察すること。学生が先生役をやったり、卒業生がボランティアで授業のサポートをすることもある。

毎年秋に、1週間の徒歩旅行をやっている。徒歩旅行は他の学校もやってるけれど、ウダダの特徴は、自分たちで荷物も全部持って歩くスタイルだということ。

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どちらの学校でも感じたのが、学生さんたちのコミュニケーション力のすごさというか、自分たちが持ってるものをどんどん誰かとシェアできる力というか・・・。言葉の壁も、さらっと越えてしまう。これって、これからの時代にものすごく大事なことなのかも!と思いました。

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